Critical Path

限界工程

ゆく推し くる推し2014②

7月「鳴かぬなら、沸き散らかしてみせようホトトギス

 天下分け目の合戦から400年後の関ヶ原にも分岐点を迎えた一人のヲタクがいた。
入場からほんの数分後、初めて見たはずのアイドルの握手券・チェキ券を大量に握り締めたヲタクがいた。


僕だった。

歴史の勉強 溺死しそう 追試は必死かな - Critical Path

わざわざ岐阜まで東京のアイドル見に来て広島のアイドル好きになって帰ってきたヲタクがいた。


やっぱり僕だった。

8月「こんな恋しい夏、二度とこないよ」

 1年間で一番楽しみにしているお祭り、TIFの季節がやってきた。
今年のハイライトは何と言ってもチアチアとのラジオ体操。
毎日始業前の苦痛でしかない行為がこんなに楽しくなるとは…
もう二度と会えないと思っていたヲタをはじめ、たくさんの人がノリで集まってくれてちょっと感動した。
いつかもし子供が生まれたらお父さんは好きなアイドルと最前ゼロズレでラジオ体操したことがあるんだぞって自慢したい。
それがお前のママだ…ってオチが付けばさらに最高だけど。

広カワ団の東京遠征もこの月。
一気にドハマリした。SNSを巧みに使いこなす彼女のテクニックもあり、現代的ガチ恋ヲタ活の理想系を確立した。

君が僕に笑ったら 僕が君に微笑むよ - Critical Path

結果こうなった。


ぎゃおす on Twitter: "ヲタA「俺はいつぎゃおすくんが"我が団"って言い出すかしか興味ないよ。」
ヲタB「もうみんなぎゃおすさんがいつ広島行くかって話してますよ。」
俺「・・・ぐぬぬ。」"

俺は、小野華純が好きだ。今まで会ったどのアイドルよりもずっと。。。

9月「華の命は短くて 人の命は儚くて」

9月4日、放課後広カワ団 小野華純 学業専念の為卒業を発表。
9月18日、放課後広カワ団 小野華純 卒業公演中止、事実上の解雇を発表。

年齢を考えてもかすみんがいずれ広カワを卒業するのはわかっていた。
俺がやっと見つけ出した最高のアイドルが地方で終わるはずがなく、必ず上京して東京で新しい物語を続けていくと信じていたし、約束したから。
ただひとつ誤算だったのは曖昧な表現で事実関係がわからないまま、円満卒業できなかったこと。人づてに噂を聞くことは出来ても、また一つヲタとしての無力さを痛感させられてショックだったし、今度こそ本気でヲタク辞めようと思った。



そして、ハムスターを飼い始めた。カスミと名付けた。



2週間で飽きた。

10月「おいヲタクMD買わされてるぞ」

 10月4日、心の中のリトルぎゃおすの導きによってチアチア4thシングルMDツアーで電撃復帰を果たす。(予定調和)
現場には戻ってきたけれど、俺は変わった。ヲタクとして確実に。
燃え上がるような擬似恋愛感情はもう今後無いだろう。
ただ一つ胸に刻んだことがある。
どんなに素晴らしいアイドルでも、どんなにステージが好きなアイドルでも、アイドルにはいつ終わりが来るかわからない。今日いまこの瞬間に見ている姿がアイドルとしてのその娘の最後になるかもしれない。
これからは一つ一つの時間を無駄にせず、目の前の“推し”に全力を捧げたい。失う前に気づけてよかった。



やっぱり、俺には須永留奈しかいないから。

11月「見た目は地味だがライブ中は目立つヲタク」

 MDツアーも終演を迎えた。結果は残せなくても各々メンバーに思うところがあればそれはそれでいい。
サテライトという帰る場所があって、凛ちゃんはいなくなっても楽しい放プリのライブがたまにあって、のらりくらりとヲタ活は続いていく。
 

12月「頑張っChai☆Max」

 年の瀬に俺たちに課せられた新しいミッションはお茶を買うこと。
ムキになるような勝負でも無いけど退屈しのぎにはちょうどいいかなって感じ。飲料はCDより生産的だしね!!
他のグループにいいところ見せられるとやっぱり刺激になるし、チアチアにも もう一度青年館みたいなデカいことやらせたい。
春までサテライトは無いけど、色々考えながら足を運んでいきたい。




今年1年を通じて気づかされたのは、いつも何気なく見ているアイドルを続けるってことが全然当たり前じゃないってこと。
るっぴと出会って早いものでもうすぐ3年になる。よそ見ばかりの自分だけど、こうして応援し続けられているのも、彼女が長い間アイドルを続けてくれているおかげだし、感謝しなきゃなと改めて思う。
去っていったアイドルを忘れることはできないけど、それ以上に今目の前の“推し”を大事に。



さて、ゆく推し くる推し2015はいったいどうなるのでしょうか?
来るのは大歓迎だけど、できればもう卒業は経験したくないなぁ…。とか考えてる時点で
来年の年末もきっとヲタク辞められてないんでしょうねw



おしまい。(もうすぐアラサー的な意味で)



Special thanks to 早水凛,山田真帆,小野華純...