Critical Path

限界工程

本日は快晴、大安吉日 勝負するならこの日でしょ

例年になく晴れ間が少ない夏が続く。
観測史上では、この半世紀で最小の日照時間だそうだ。
スッキリしない空を眺めていると、まるで自分の心の中のようで、このまま夏も終わりかな…なんてダウナーになる日々が続いていた。

2017年8月22日[先勝]
東京都心で21日間続いた降雨が止まった日。
この日、僕たちの、いや僕の太陽は紛れもなく大川彩菜だった。

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移り行く時の中で 変わらないモノがあるね(TIF2017まとめ)

セミはなぜ鳴くか知っていますか?

それは、メスに自分の居場所を知ってもらう為、求愛行動の為だそうです。

\お前が1番!/やガチ恋口上を叫んでるセミを想像したら笑ってしまうけれど、
短い生涯のある期間の中で、自分の存在と満たされない愛を叫び続けて死んでいく…
まるで僕たちアイドルヲタクと同じですね。


今年は例年以上に時代の変化を感じる事が多いTIFだった。
話題になった「2013年から抜けられない人たち」というフレーズは、すっかりおっさんになってしまった自分達の事を言われているようで耳が痛いけれど、積み重ねてきた歴史はアイドルだけじゃなくヲタクにもあって、何の価値も無いモノかもしれないそれが感じさせてくれる事もあった。

いつの日かTIFに行かなくなる日が来るのが怖い・・・と思い始めて数年、また懲りもせず年甲斐もなく夏のお台場のステージ間を息切らして走り続けている姿を見ると、残念ながらまだまだ加速は止まらないみたいだ・・・。

1日目

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エルフロートとレディキスで開幕。派手な展開してなくても地道にライブハウスで戦ってきた2組が大舞台に立っている姿を見て感慨深いものがあった。
ニコラバもTIFで見るとは思わなかったけど、メンバーのビジュアルはここでも際立ってたし、今後がますます楽しみになるようないいステージだった。
DOLL FACTORYの放プリ→アイカレの流れは今大会のハイライトと言っても良かった。ハコは何事も無いいつものライブハウスなんだけど、自分はこういうのが好きなんだなと再認識させてくれるきっかけになったし、残りの2日に向けて意味のあるものなった。
2度目のジュリエットで早々に喉を破壊して、おとなしく冷房の効いた場所でわーすたを見て初日を終える。

2日目

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朝から放プリ。3ステージ連続のジュリエットで今回のTIFは“何か”が違うと完全に気づき、最終日に向けて気持ちが入る。
何といっても2日目はSAY-LA。この日だけの出演だったけど、2ステージ共非常に満足できるものだった。
HOT STAGEで見た女子流とPASSPOも印象的なMCとクラシックなセトリでやっぱりTIFには欠かせないグループだと思った。

3日目

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快晴の空の下、ニジマスSMILE GARDEN。最終日スタートからいいものを見た。
レディキスSKY。開放的なライブが最高だった。レディキスはこうでなくちゃ。
モチベーションが高まりすぎてSKY STAGE入替待機列、炎天下の下で1時間以上慣れない事をして死にかけた。
SKY 放プリ。最後の曲はもちろん。こんな気持ちで放プリのライブを見たのはいつ以来だろう…この夏の全部を出し切るつもりで叫んでた。
心地よい余韻に浸りながらTeam8、スパガ、アイカレ…。いつまでも帰りたがらない駄々っ子のように気づけば最後の瞬間までステージから離れられなかった…。

ベストステージ

1.放課後プリンセス@DOLL FACTORY(1日目)
2.SAY-LA@DREAM STAGE(2日目)
3.放課後プリンセス@SKY STAGE(3日目)
4.READY TO KISS@SKY STAGE(3日目)
5.26時のマスカレイド@SMILE GARDEN(3日目)
[特別賞] SUPER☆GiRLS@HOT GARDEN(3日目)

『SUPER☆GiRLS(HOT STAGE・3日目)』
幸愛ちゃんという逸材を擁しながら、正直、今回も心に何も響かないステージの連続で、もう以前とは全然別のグループになってしまったな…と最終日まで失望していた。それでもこのラストステージで“スパガはまだ死んでない”というメッセージは伝わってきた。「MAX!乙女心」にはevergreenな輝きがあるし、キャッチーで頭空っぽでも楽しいスパガ。フェスのデカいステージの重みをわかっている構成で、最後まで“アイドル”をやり遂げた点が良かった。

『26時のマスカレイド(SMILE GARDEN・3日目)』
年々、新しい物事を取り入れるのがしんどくなってきてることは感性の衰えを感じさせて辛いんだけど、今回唯一と言ってもいい発見がニジマス
青空の下で聞くこの夏のキラーチューン「ハートサングラス」はこの上なく爽快だったし、個人的には最後の「心から」という曲が突き刺さって、スマイルガーデンの最後にこういったミディアムテンポの曲を持ってこれる辺りに純粋に楽曲層の厚さと今の勢いや自信のようなものを感じた。

READY TO KISS(SKY STAGE・3日目)』
アイドルシーンの表舞台から忘れられていた存在、レディキスが再メジャーデビューを引っさげてTIFに帰ってきた。制約が多いライブでは彼女達もヲタクの良さも生かしきれないかなという懸念があった中で、このSKY STAGEは良かった。ルールに縛られて楽しみたい事が出来ずに不完全燃焼なライブなんて言われるの自分は絶対に嫌だったから、最後にムテキモードで攻めていく姿勢はそうこなくっちゃ!って感じだったし、色々御愛嬌な事もあったけど。

『SAY-LA(DREAM STAGE・3日目)』
これだから俺はSAY-LAのライブが大好きなんだ。本当それしかない。
最後の『I LOVE YOU』の興奮はきっとこれからも忘れることが出来ないと思う。
ここ数ヶ月楽しんできたものが結実した瞬間は本当に感動的だったし、楽しさの絶頂だった。

放課後プリンセス(SKY STAGE・3日目)(DOLL FACTORY・1日目)』
何回、何百回、何千回聞いてもたまらない音がある。
DOLL FACTORYの1音目にそれが響いた時、思い出した。
www.youtube.com
この曲が今ではもう僕にとって彼女そのものになっていた事を。
大好きなアイドルが目の前に立って、指を差し合って「好き」を交換しあえる曲。
叫び続けて自分がどうなろうと構わないくらい喜怒哀楽の全てを全力でぶつけられる曲。
ずっとこういうライブを望んでいた。最高の舞台でこの曲を聞いて笑顔になれる事を。
変わっていくグループにおいて、過去の存在になってしまったのかと思っていたから、今回の全ステージ披露は本当に嬉しかった。




TIFが終わり、また次のTIFへのカウントダウンが始まる。
年中無休のセミは今日も何処かで鳴き続ける。


アイドルヲタクの夏はいつまでも終わらない。

感謝せずにいれない 果てないこの宇宙で 君と出会えたこと

アイドルヲタクは崇高で最高な趣味・・・
なんて思ったことはただの一度も無いのだけれど。

元来、肯定的な人間ではないうえに、歳を重ねる毎に、若いヲタクのムチャなノリに眉をひそめたり、おっさんが必死になってるのを見るといい歳して何やってんだ・・・なんて否定的に思うことが多くなっている自分がいる。

だけど、SAY-LAは違った。
彼女達のステージと現場はいつだってプリミティブで心地が良い。
先ほどの二分では明らかに後者に属し、現場のノリは古臭くて前時代的だけど、不思議とライブが終わって、嫌な気持ちになったことは一度も無い。
実直にステージをこなす彼女たちの存在感は、売上至上主義・接触偏重・ライブはおまけ…といった傾向の強いシーンの中で、異質と言ってもいい。
事実、僕は特定の推しがいないので、ほとんど特典会に行った事が無い。

それでも、また早く次のライブが見たいと思わせてくれるいわゆる“地下”においては本当に貴重なグループだ。
これは、同事務所のREADY TO KISSにも共通して言える事だが、派手な見た目と言動に反して、i-getのアイドル達のライブに対する真摯な姿勢と熱意は、ある種の職人のように感じられ、個人的に好感を抱いている。

いつかヲタクを辞める時(早くしたいのだが)はこんな現場を死に場所にしたいと思える。
SAY-LAはそんなグループだ。


7月30日、そのSAY-LAの創設メンバーである「りーり」こと白石りかの卒業公演が行われた。

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このブログで『I LOVE YOU』について触れた事が無いので触れておく。
他グループの曲を引き合いに出して恐縮なのだが、この曲は個人的にあの『ジュリエット-君を好きな100の理由-』に比肩するアイドル界の一大アンセムだと思っている。決してそれが全てではないけれど、僕が心の底からMIXを打てるアイドルソングがこの2曲だということも真理なのだと思う。作詞した白石りか自身がどちらも経ているという共通項も興味深い。

この曲の素晴らしさは、やはり現場において何倍も強く感じられる。
神々しさを感じさせる天から降り注ぐようなイントロ、“ダサい”コール(褒め言葉)、見ればカラダが踊りだしてしまう振り…3分58秒の最初から最後までSAY-LAの…いや、地下アイドルの全てが詰まっていると言っても過言ではないだろう。


『I LOVE YOU』を筆頭に突き刺さるような歌詞が多いグループにおいて、それをより強く印象づけてくれる存在。
遠くから見るだけになれてしまうのは絶対に嫌と歌ったのも彼女だが、一番聞きたくない言葉で話を終わらせるのもいつも りーり だった。

決して涙ばかりで終わるのではなく、心が揺さぶられる卒業公演と共に一つの時代が終わった。卒業の穴は大きいけれど、バトンを受け継いだ5人が軸になって、きっとまた新しいSAY-LAも素晴らしいものにしてくれる。
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最新のサウンドや奇抜なパフォーマンスは多分今後も無い。
行きつく先は武道館やドームじゃなくて、いつもの渋谷や秋葉原の雑多なライブハウスかもしれない。
それでもただ真っすぐにライブする姿に、きっと僕と同じように多くの人が希望や楽しさを見出すだろう。
早く次のライブでいつもの変なコールを心から叫んで清らかに正しく歌い踊るメンバーを見て最高の笑顔になれる時が待ち遠しい。



何だかアイドルヲタクも悪い事ばかりじゃないみたいだ。



いつでも心に輝きを持って自分の居場所を探しに行こう…ずっとそう歌い続けてくれていたのも りーり だった。

光輝くSAY-LAの新しい物語はこれから始まっていく。

また会えた感情抱き締め 心を放つ

仕事を辞めてから街中で周りを俯瞰すると改めて思うことがある。
自分ひとりがいなくなっても社会は何も変わらず、今日も回っている事。
明日突然死んでもきっと何事も無く進み続ける死後の世界を見ているような感覚。

当たり前だけど、ヲタクが1人いなくなってもこんな風にアイドル現場は何も変わらずに回り続けるだろう。

変わらないものなんて、無い。
変わっていくものを受け入れるか受け入れないか だと思う。

梅雨空の切れ間にそんなことばかり考えていた。

2017.06.28

アイドルを6年間やってきた私の今の夢は

『普通の女の子になりたい』でした。
私、レディキス卒業します。|READY TO KISS 野田仁美オフィシャルブログ「ひとみんぶろぐ」Powered by Ameba

夢…将来実現させたいと思っている事柄、現実からはなれた空想や楽しい考え。
夢を目指す過程で、現実がそれを上回り逆説的に現実が夢になってしまった彼女の失望はどれほどだったのだろう。
ひと月の間、悶々とそんなことを考えているうちに、野田仁美卒業の日はやってきた。

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ライブは現体制ラストであることを忘れさせるほど、いつも通りのレディキスだった。
必要以上に気負って空回りしているような感じも無く、程良い熱量でステージをこなしていた。野田仁美ヲタの気の入り方も凄まじくソロパート毎に雪崩のように前方に流れ込んでいく様は痛快だった。

順調に進み本編ラストの「名も無き花」千葉の涙声でようやく実感が湧いてきた。
そして、アンコール“さきひと”最後の「一期一友」
アウトロの追いかけっこでの本当に幸せな表情の2人が印象的だった。

終盤でのメンバーと野田仁美の人柄がよく表れた温和なコメントのやりとり。
盟友である千葉とのそれは格別で、きっと天国でもこの2人は同じグループでアイドルをするんだろうな…なんて考えてた。
卒業ムービーの余韻に浸る間も無く、次の展開が発表され、新メンバー3人とメジャーデビュー決定の文字がモニターに躍っていた。

充実のライブが終わり、一気に疲労感…と同時に漠然とした不安に襲われた。
5人のREADY TO KISSは本当にいいグループだった。
レディキスはここがピークだったんじゃないか。
これからどうなるんだろう?楽しんでいけるのか?

ステージ上では決して涙を見せなかったさやなちゃんの心中は一体…。

卒業、そして新体制へ

ameblo.jp

自分を含めおそらく多くのヲタが抱いていた疑念を爽快に吹き飛ばす会心のブログ。
賢しらな計算は無いであろう本当の本音を書くことでここまで人の心を惹きつける
彼女のカリスマ性にはただ驚嘆させられる。

強い決意に動かされ、新しい始まりへの想いは高まった。

2017.07.05

以前、レディキスについてこんな風に言ったことがある。

5人のレディキスの強みは圧倒的な個の力だった。破天荒ではあるが、サッカーで言うところの10番タイプのスター達が予定調和に囚われない即興で違いを作り出し熱狂を生み出す。
しかし、その個人能力に依存しすぎる故に各個人のコンディションの良し悪しが目に見えてライブの出来に直結する嫌いがあった。もっともこればかりは満足にレッスン等のバックアップも得られず、ひたすら対バンをこなすことでそのスキルを高めてきた背景もあると思うので彼女たちを責めることは出来ないが。


一転して、この日のライブ。積極的に新メンバーを活かすMC、煽りの分担。
メンバーからまた新しいものを作っていこうという姿勢が見えた。

新体制で改めて注目したい曲は「秒シミュレーション」
冒頭の野田パートを全員で継承した事。
清川麗奈の歌唱力の上達に伴い、一躍この曲が再評価、そして新たなアンセムとしての地位を確立しはじめていることも新時代の幕開けとして象徴的だ。

初披露されたメジャーデビュー曲も今までに無いポップさがあった。
レディキスといえばロックサウンドの印象が強いけれど、これもまた新鮮で悪くないと思えた。
表題にグループ名を持ってきて勝負を賭けていることを感じさせる。

新メンバーの3人。
旧体制のスタープレーヤー寄りの天羽希純、前グループからバイプレーヤーとして貢献が光っていた佐々木美帆、愛嬌のあるビジュアルとキャラクターで調和という言葉が良く似合う牧野広実。
野田仁美という巨星は去ってしまったけれど、新たな個性を持つメンバーの加入、大手レコード会社のバックアップによる体制の改善、グループとしての安定感は増していくだろうと楽観視することは難しくない。組織ガチガチになって、個人の良さを殺す結果だけは避けてほしいけど、彼女たちの強すぎる個性なら埋もれることもないだろう。

この日見せた未来型のREADY TO KISSは彼女たちが目指す「レディキス史上最高のレディキス」に向けて歩を進め始めたと確信に至らせるには充分だった。
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It advances to the shinning future you and my one step.
輝かしい未来へ前進し始めた彼女たち。
奇遇だが、READY TO KISSメンバーの半数は夏生まれだ。
この夏、どんな熱狂を僕たちに届けてくれるのだろうか。楽しみが尽きることは無い。



太陽にkissをする最高に熱い熱い夏はもうすぐだ。

咲いているこの花 名前は無いけど 力強く咲き乱れてる

今月も多くのアイドルが卒業発表した。
本当に変わらないものなどないと思わされることが増えている。
咲き誇る花は散るからこそ美しいというけれど、この擬似的な死の感覚だけは何度直面しても慣れる事がない。

毎日ライブがある環境下にいられることは本当に幸せだなと思う。
自分もアイドルにとっても。あらゆる事柄や時間を犠牲にしても、そこに全てを注ぐ意味さえもあるんじゃないかと思ってしまう。
おっさんになってまでそんなこと言ってるつもりもないし、この時1分1秒がいよいよ終わりへと繋がり始めている焦燥もより強く感じてしまうようになってきているのだけれど・・・。

5月8日

『私たち、正統派。vol.2』@shibuya duo
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めっちゃいいセトリだな・・・と自分でツイート見直して思った。
感情は薄れてしまうけど、記録しておくとこういう思い出しがあっていいね。
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さやなちゃんもいい笑顔です。

5月12日

『GIRLS BOX VOL.70 〜70回SP!!〜』 @渋谷QUATTRO
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この日はレディの日だった!!

ごちゃごちゃ言う前にライブで楽しませてくれよってアイドルグループばかりの時代になってしまったけど、本当にこの人たちは毎回楽しくて凄い。(SAY-LA・ベビも含め)
ライブでの盛り上がりを考えれば自分は妥当だと思うけどいつの間にか「My way」が完全にレギュラー化してるのが嬉しい。

5月13日

『アイドル最前戦。SPECIAL@渋谷 CLUB CAMELOT
雨で新木場のフェスが中止になって急きょ追加された対バン
東京はいいなぁ!すぐに行きたい対バンが入るから。

セトリ的にはレディもSAY-LAもいつも通りだったけど、演出効果が面白くてギラギラしたハコで楽しい。難しい事考えずにみんなで集まってバカみたいに\スーイスイ/してるだけでいいよね。


5月14日

また1つおっさんになった。

僕は歳を取り続けるけど“Gya0S”は生きてる限り永遠にピンチケで在り続けるから。

5月22日

『初夏のGet Crazyたっぷりフェス 1日目』@渋谷REX
正式名称は渋谷かよ!だったけど、その内容が。
ベビキス30分、SAY-LA45分、レディキス45分!こんなの始まる前から楽しいに決まってるでしょ!!

ベビの元気なライブも楽しかったし、SAY-LAのくじ引きセトリも面白かったけど、とにかくレディキス!
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ほとんどが所謂“B面曲”だけで45分をこなすという圧巻のステージ!
半年ぶりに聞く曲やワンマンでもやってない曲があったりして本当に嬉しかった。
普段いかに同じ曲しか…wってのもあるけど、ムテキモードとSTARLIGHT以外にもいい曲が沢山あるんですよ。READY TO KISSには。
こういった限りなくホームに近い状況でしか出来ないセトリだったけど、だからこそ専ヲタ以外にも見てほしい気持ちもあったかなー。

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さやなちゃんもいい笑顔です。(2)

5月23日

『初夏のGet Crazyたっぷりフェス 2日目』@渋谷REX
ベビキス段々良くなってきた。いつもより1時間くらい出番が遅くてヲタクが多かったのも楽しかった理由かな。
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レディキス、定番曲となぜか2日続けて「名も無き花」。大好きだけど、半年前の自分に「2日続けて平日のレディキスに来て名も無き花聴くよ!しかもMy wayに繋ぐ!」とか言っても絶対信じなかったと思うと、不思議だね~♪
「永遠に」のさやなちゃんが感情こもってて鬼気迫るものがあったけど、この時はまだこれから何が起こるかは・・・。
SAY-LA。ギャル装備は完全にネタになってたけど、前日の消化不良を吹き飛ばすまさかの全曲披露はさすが!サンキューセーラ!!
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5月25日

READY TO KISS野田仁美が芸能界引退、卒業ライブでグループから重大発表 - 音楽ナタリー

嘘だと言ってよ、ひとみん!
レディキスは5人じゃないとレディキスじゃないやぃ!なんて言うつもりは無いけど、このメンバーでの体制が固まっていいライブを続けてきていただけにとにかく残念。



アイドルを続けることは彼女たちにとって幸せなのか辛さなのか、、、
思いを巡らせているうちに気まぐれな空は梅雨を迎えようとしている。

だって今のキミはそう ムテキモード

GW総括。僕にとっては、Getcrazy Weekでした。

4月30日

この日はレディキスのスタンプツアー制覇の為に3現場回し。
元々は何かライブを予約してた気がするけど・・・まぁ直観的に。
結果、最高のゴールデンウィークの幕開けに。

快晴のお台場の空の下で聞いた千葉のヴォーカル、Renyの照明で輝く野田仁美も良かったけど、特筆すべきは最後のキネマ倶楽部。
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両組とも考えうる理想に近いセトリ。本当にこういうライブならもう一度、いや。
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SAY-LAは東京の地下アイドルのクラシックなんすよ、マジで。
レディ3現場全てSTARLIGHT、ムテキはスポーツ感あったねw
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5月2日

僭越ながら私もGW仕様に。
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賛否両論。難しく考える人も多いけど、しばらく自由になって誰にも迷惑かけないで済むのにわざわざ人目を気にして自分がやりたい事をやらないで生きていくのは違うと思う。「明日世界が終わっても自分らしくいたい」ってSAY-LAも言ってたし。

5月3日

「Girl's Bomb@新宿BLAZE(レディ、セーラ、放プリ)」
昼間からレディキス。My wayありのChuChu終わり。僥倖。まさに大安吉日。
目当てが3組あったので1日中移動しない予定だったけど、翌日以降の動きと楽しそうな匂いを察し移動。
この嗅覚を信じた結果、大正解を引くことに。

「プレイボーイズ主催3マンライブ(Guest:レディキス、じぇるの!)」
レディキス野球…ってなんやねん。絶対ピッチャーの目がエアガンで撃たれたり、背中から金属バット持ち出して振り回すやつやろ!とか思いながら半分ネタで行ったんだけど・・・。
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超正統派なめっちゃいいステージでした。ワイ、レディカス完全優勝した模様。
衣装もユニフォーム。清川と千葉の阪神ギャルユニ(ピンクのやつ)。あゆことひとみんのカープ女子ユニ。(鈴木誠也と菊池33番)
キヨカワさんのアンガールズみたいな野球っぽい動きとあゆこの似合いすぎるカープユニも良かったけど、これ。

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今年のドラ1待ったなし!大川、イケるやん!
※さやなちゃんは巨人ファンでこれは衣装です。

5月4日

昼:@TwinBox AKIHABARA(ベビキス、SAY-LA)

ツインボックスは本当にSAY-LAがLIVEする為に作られたハコだと思う。
ツイボのI LOVE YOUで撃つMIXだけが真のMIX…。
ベビキスのSAY-LAカヴァーも初見。ある程度予想はしていたけど、濃味のレディ曲よりもプレーンなセーラ曲の方が合う事を実感。

夜:@品川J-SQUARE(ベビキス、SAY-LA)
なんと1日4ステージの全てで『I LOVE YOU』を聞くことに。
何度聞いても飽きないどころか、この音が俺を蘇らせる何度でもよ…!(三井)ってなるイントロは圧巻。
毎回同じようなセトリといえばそうなんだけど、I-Getは3組とも常にその場にしかないライブ感を出してくれるので楽しすぎる。
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5月5日

昼:みちのく熊本フェス@フジテレビ(ゲスト:ベビキス)

諸事情で、現場の自由度が過去最高で暴れまくった(笑)
特に人目を気にせず調子に乗ってたら、こどもの日で集まった幼女に死んだ目で見られた時はさすがに思うとこあったけどな!
バーターだとは思うけど、結成1ヶ月弱でこんな舞台に立てるベビキスは強い。(雑感)
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“TOKYO”にはアイドルとフットボールの全てがある。

夜:アイドル最前線@新木場 COAST(レディ、セーラ、放プリ)

まずは野外ステージ、レディキス。
立ち合いに変化を付けてきたステージだったけど、妹グループとの違いをつける意味では理解できる。
野外は開放的になれる。この日みたいな雲ひとつない日は特に。

メインステージ。セーラ→放プリ→レディキス。
この日のSAY-LAのステージは、いつも懐古してしまう一番楽しくて地下アイドルが大好きだった 2013-14の熱量を想起させるものだった。
どこのヲタとか関係なくみんなでわちゃわちゃして騒げるのが最高。

放プリ。アツナツ、マーメイドとか夏っぽいセトリだった。
メインヴォーカル3人は変わらず存在感があって、特にマーメイドの小田桐さんには後光すら射していた…。

レディキス。もうほとんど声も出ないくらい疲れてたけどまさかの
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1曲目、My way!!
一瞬でキッズになって、もうぶっ倒れてもいーやって感じで騒ぎまくった。
そういえばこの日はこどもの日だったっけな。

READY TO KISSは決して正義のヒーローでは無い(むしろ悪役)けど、ステージ外でのOFF時とライブ中のON時のコントラストが絶妙で、特にライブ中の彼女たちは毎回体感的に楽しいものを提供してくれて、満足度を高めてくれる。子供目線で例えるなら緩急が激しくて、終わってみれば何度でも乗りたいジェットコースターみたいな感じ。
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5月7日

ふるさと祭り@日比谷野音(レディ、セーラ)

このGWで嬉しかったのは周りのみんながSAY-LAやレディキスのライブの楽しさに気づいてくれた事。ほぼ一人で現場に通っていても別に不満は無かったけど、理解してくれる人が増えた事はいいことだなぁと思いながら、最終日に日比谷野音に向かった。

アイドルは慈善事業じゃない事、次々に展開して利益を生み出さないと生き残れない事くらい当然わかってる。
リリースイベントを頻発して同じようなライブを繰り返せば気持ちを保つのが難しいのはアイドルもヲタクも一緒。
それでも僕は1回1回のライブを楽しみたい。
アイドルと話したいからライブが早く終わってほしいなんて思いながら時間を過ごしたくないし、そういう人達が多い場所にいたくない。

もうすぐまた一つ歳を重ねる。
こんな風に集まって騒いでいられる時間も確実に終わりに近づいていってる。
これからは自分の信じる楽しさだけを追求する事に時間を費やしていきたい。

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【GW総括終わり】

拝啓、コザック前田

2017年5月3日、ガガガSP結成20周年を記念したベストアルバムが発売される。

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もう15年近く前になる。
小学生の時に従兄弟に教えてもらったブルーハーツで音楽を知った僕は、その後ハイロウズで今でも座右の銘に留めている「心の無い優しさは敗北に似てる」を知って中学生になり、次の新しいパンクバンドに熱中しようとしていた。

ガガガSP

ゼロ年代初頭「○○オブ○○」みたいなカッコいい横文字のバンド名が流行している中で、どう考えてもまともなはずがないモテそうな人間が一生聞くこともないであろう奇天烈なバンドに僕は傾倒し始めていた。中学生の頃、日本語ヒップホップが全盛で周りに散々イヤホンを押し付けられても僕が毎日昼休みにベランダで聴いてるのはガガガSPだった。

今でも覚えている。当時、放課後になると部活を早々にサボって悪友達とファミレスに通って、少し年上のアルバイトのお姉さんに淡い憧れを抱きながら、みんなでなけなしの金を出し合って食べていた大皿のポテト…と共にテーブルの端にあったタッチパッド形式の機械。
これは、たしか100円入れると好きなPVが1本視聴できて(ネットでほぼ全動画が無料で見られる今では考えられないけど…笑)、ほんのりしょっぱい指で毎日のようにある曲のPVを見続けていた。

www.youtube.com

「ガガガの何がそんなに好きなの?」って聞かれることは多い。今も昔も。
僕は決まってこう答える。「ダサいところかな。」と。

ダサい。本当にダサい。いい歳して未練がましくてしょうもない事ばっかり言ってて、少しはカッコつけろよといつも思う。
でもこんなにまで心に訴えかけてくる音楽は無い。
自分そのものなんだと思う。今までもきっとこれからも。



少し自分語りが過ぎてしまった感があるけど、本題に戻ろう。
今回のアルバムはベストアルバムということもあり、ほとんどの曲が既存もしくは再録なんだけど、その中にも一際、胸を打つ曲がある。
リード曲の「月影」
www.youtube.com

今までガガガを聴いてきた人達は尚更、きっと初めて聴く人にも「これがガガガSPじゃい!」といえる看板のような楽曲だと思う。
特に胸に刺さった歌詞。

当たり前の人生を生きて行けよと 君が歌ってしまうから
古いアルバムを見つめながら僕は涙してしまうのさ

一緒にガガガを聴いていた旧友達や、CDを貸し合った女友達、ライブハウスで知り合った人達…
時は流れて、みんなそれぞれが結婚したり、子供が出来たり、遠く離れた場所に行ってしまったり…
「当たり前の人生」を歩んでいく中で、もうすっかり周りにガガガを聴く人も減ってしまった。
それでも僕は今日も家でガガガの曲を聴いたり、今でもライブハウスに行けばキッズに戻ってハチャメチャなダイブしたりしてる。
人から見たらそれは恥ずかしい事なのかもしれないけど、僕は少しだけ誇りにも思う。
飽きやすい僕にとってずっと変わらずに居てくれる事、変わらずに居続けさせてくれる存在に感謝しながら。

アルバムに入ってない曲も全てに思い出がある。


開放的でも社交的でもない僕だけど、もう半生を共にしてきたガガガSPはきっと一番の友達なのだと思う。
そんな事言ったらコザックはまた「何をカッコつけとんねん!」って口に含んだ水を吹きかけてきたりするかな。

わざとらしい寒い事は これからも言わないよ
君が疲れている時に会いには行かないよ
僕はこれからもステージで役者をしてるから
おヒマな時に見に来てよ 余裕があればね

きっと今日も何処かでクソダサいしみったれた音楽が流れていて、
背の低いギタリストと痩せ細ったベース、うさんくさい風貌のドラマー、キチガイのように叫び続けるボーカルを見に人生に不満しかないような顔の人間が集まって
あーでもないこーでもないって叫んで暴れて
まぁええわ…ってちょっとだけ幸せそうな顔して帰っていく。


ライブハウスはいつだってそんな場所だから。
これからも一緒に死ぬまで生きてやろうじゃないか、なぁ友よ。