Critical Path

限界工程

youthful days

「青春とは人生のある期間ではなく、心の在り方をいう。」
(サムエル・ウルマン『Youth』より)

グループ結成から1年、小島まゆみ加入から半年、俺が現場に通い始めて5ヶ月…。


生きていた。


長澤茉里奈は、
関根ささらは、
神谷愛理は、
泉美桜は、
小島まゆみは、
そして俺達ヲタクは、


紛れもなく「放プリユース」として、その青春時代を生きていた。



いみじくも、ハイデガーが言ったように
「人間は死を意識して初めて生を意識する」ものだ。
石谷光さんは「失ってからそれに気がつくなんてバカだね」とも言ったけど。
アイドルもきっとそういうもんなんだろう。
限りあるからこそヲタクも生きる。そして、命を燃やす。

分裂が発表されてからこの1ヶ月半。
人生でもうこんなに無茶することは無いだろうなってくらいヲタクした。
平日だから、仕事だから、地方だから、遠征民だから・・・。
そんな言い訳は一切したくなかったから。
とにかく小島まゆみとユースのことだけを考えた。
2,3年早く腰が曲がろうが、5年早く死ぬことになろうが、どうでもいい。
大袈裟にそんなこと考えながら、夜行バスに揺られ週に何度も東京への往復を繰り返すくらい。
俺たちに残されたのは今この瞬間しか無かった。ガムシャラに駆け抜けた。



ここまで放プリユースに夢中になれたのは、理由がある。

一つは、ユースのライブが初めは大人しくてつまらなかったから。
メンバーもヲタもみんなそう感じていたと思う。
メンバー側から「もっと盛り上げてほしい」なんて言われるのは、辛いことだし
俺からしたら何の為にヲタクやってんだよって言いたくなる。

そんなことがあってから、
下手に張り付いて自己満足のゼロズレばかり狙っていた自分も意識が変わった。
同じような考えを持つヲタクを探して、一緒に真ん中に集まってみんなでライブを楽しむようになれた。
アイドルだってヲタクだって、難しいこと考えず楽しそうなのがいいに決まってる。
ユース現場は、ヲタ同士がそれぞれの推しを尊重して譲り合い、変に荒れることもなく、盛り上がるライブが出来る現場になった。
長い冬が明けるように、気づけばたくさんの笑顔が咲く現場になっていた。
ありがとう、関根。

もう一つは、去年2ヶ月ほど行けなかった直後のライブで
まゆみんから「ピンクのサイリウム振ってくれる人が少なくて寂しかった。」と言われたこと。
これは本当に無力感に襲われた。自分一人でどうにかなることじゃないけど
もう少しも悲しい思いはをさせたくない。彼女の孤独や不安を終わらせる為に俺はヲタクやってると思うから。
行ける時は逃さず行こうと思ったきっかけだし、彼女がいないと今の俺はいないから。
まゆみんの前からピンクの灯を消しちゃいけないと思ったから。






3.20。長かった冬が終わって、ようやく渋谷にも春が芽吹き始めていた。
プリンセスを目指す娘、新たな夢に向かう娘、それぞれのヲタの思いも抱えて、始まったライブ。

楽しかった。もうこれ以上ないくらい楽しんだ。
メンバーもヲタも全員ひっくるめて熱い本当に熱い放プリユースだった。

そして、待っていたのはハッピーエンド。
地味で真面目しか取り柄が無い(自称)女の子を宇宙一幸せにするアイドルの神様がくれた粋なプレゼント。


小島まゆみ、放課後プリンセス候補生昇格―――。

知ってるよ。まゆみんが真面目で面白いこと言うタイプじゃないことくらい。
意地っ張りで強がるくせにホントはすごく寂しがり屋で。
でも自分がこうだって決めたことは絶対に曲げない強い意志を持ってることくらい。
世界中の誰より知ってるよ。何度でも言うよ、おめでとう。


それともうひとつ。
みんなに伝えたいのは「ありがとう。」

まりちゅう、関根。戻ってきてくれてありがとう。
まゆみんの前では弱音を吐かないように我慢してたけど、1ヵ月半ライブに行く度に
バラバラにならないでほしい、まだまだ一緒に続けたいって毎日思ってたから。
今はまだ正しい選択かわからないけど、2人にはたくさん頼もしいヲタがいるから何も心配してない。

仁菜ちゃん、ゆゆちゃん。ユースを選んでくれてありがとう。
たとえ何処に住んでいようと、どんな背景があったとしても、2人がここを選んで良かったと思える場所にするから。

りぃちゃん、さくら。数え切れないほどの笑顔をくれてありがとう。
2人がいなくなってしまうのは寂しいけど、一緒に過ごした日々はずっと忘れないから。
アイドルじゃなくなっても、水色とオレンジがこれからの二人の人生を彩り続けてほしいと本気で思う。

まゆみん。ありがとうじゃ足りないけど、ありがとう。
ライブアイドルになる決断をしてくれたこと、推しが増えなくて悩んでたけど辞めずに耐えたこと、グループがバラバラになりかけても自分を曲げずに残ってくれたこと、大切な黒髪を染めるくらい何かを変えたいと思っていたこと。
全部にありがとう。思い返してもたまらなく愛しい。




人が誰かを心から好きになるって感情は本当に尊い。
たとえそれがアイドルとヲタクであっても。いや、だからこそ。
ジュリエットって曲にはそんなヲタク達とアイドルの大切な想いが詰まっていて、いつも泣きそうになる。

きっと、本気でアイドルヲタクなんかやっても人生において
何の意味もないことくらいとっくの昔にわかってる。
突き詰めていく先は、もはや趣味ですらないと思う。
それでも、俺はこの人生でアイドルヲタクをしてきたことに後悔は無い。
(そりゃ、ちょっとはあるけどさ…)
きっと生まれ変わってもアイドルヲタクをすると思う。
こんなにもたくさんの感情を与えてくれるのは、家族でも恋人でもなく、アイドルしかないって知ってるから。

またそんな風に思えるようになったのも放プリユースとそのヲタのおかげかな。
笑顔を取り戻させてくれてありがとう。最高のグループに出会わせてくれてありがとう。
ここが俺の居場所だって言える。これからも一緒に最高のパレードを続けていこう。



出会いの春、別れの春。
心に若さがある限り、それぞれのユースはずっと続いていく・・・。
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~放プリユース第一章・完~

君の代わりはどこにもいない

ずっといつまでも こうしていたいけど
限りあるからこそ こんなに輝くのかもしれないね。
君と同じ時代に生きられて わたし、本当によかった。
一緒に今を、思いっきり感じよう!
"桃井はるこ「もっと夢、見よう」より"

2016年2月、僕の好きなアイドルグループは、(実質)解散を発表した。


限りある閃光のような輝き。
アイドルに熱を上げるようになってからより鮮明に突き刺さるようになった。
今しかないこの瞬間の為に何ができるか。僕が決めたことは見逃さないことだった。
毎週東京に行く。在宅して終わりを待つより、最後まで変わらず騒いでやろうじゃん。

2月7日

『放プリユース重大発表。メンバーの脱退』
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願わくば一生思い出したくない一日。
今でも嘘であってほしいと思ってる。
この日々が終わる実感はまだ・・・全然ない。

2月14日

『”IDOLidge FESTIVAL“×Glad 6th Anniversary』
久しぶりの限界地下対バン。こんなライブでさえも無くなってしまう日のことを考えるとやっぱり寂しい。
昼間からつまらないことで、推しとギクシャクする(2週連続)。。。
面倒くさいヲタクですみませんm(__)m
ライブは昼夜とも楽しかったし、ちゃんと伝えられたんじゃないかな。
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2月18日

『放プリ・小田桐奈々生誕ワンマン』
毎年行きたいと思いながら諦めていた平日のライブに行った結果。
小田桐奈々はキリストを超えた―――。
自分がアイドルだったらこんな生誕ライブしてほしい。と思えるような理想的な空間だった。
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奈々違い(笑)
オリコン2位ほんとすごい!\めでてえな!/

2月21日

面白い漫画を買ったので宣伝しておきます。

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2月25日

『IDOLidge 1000-アイドリッジワンサウザンド-』
あれ、またこいつ平日に東京行ってね?“アタマ”大丈夫か?
安心してください。今の僕には「小島まゆみに会える曜日」と「会えない曜日」の2種類しか存在しません。

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この日はやたら歓迎された気がして悪い気がしなかった。(雑魚)
ただ、くるくる回ってるだけやないねんで!

2月28日

STANCE PUNKS P.I.N.S JAPAN TOUR 大阪』
書き殴ってたら思いのほか長くなったので別にまとめ。
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2月を通じて思ったことは、
やっぱりライブこそ自分が生きていることを最大に肯定してくれる瞬間だってこと。
ライブハウスの中でしか見えないもの、感じられないものはずっと大切にしていきたいと思う。
こんなにも許された場所で自分の好きな女の子の名前だったり、
叫びたい事叫ばなかったらそれは嘘じゃない?
アイドルでもパンクロックでもおんなじ。

3・20、革命起こしにいくぜ。

Stay Young

STANCE PUNKS P.I.N.S JAPAN TOUR 大阪』
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歳を重ねることを受け入れながらも「大人の青春」を体現し続けるガガガSP
パンクロックの大原則の通り、このタイミングで「大人になんかなるものか」なんて歌っちゃうSTANCE PUNKS
どちらも10数年来聴き続けている一般的にいえばオシャレさもセンスの欠片も無いダサいバンド同士の対バン。

ガガガは対バンだからといって全く“置き”にいかない。

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らしさ全開のセトリとパフォーマンス。
「夢のような日々」や「雪どけ」なんかやっちゃうんだからたまらん。
コザック前田に手の平に濃厚なキスされたので青春パンクウイルスで死のうと思う。気持ち悪かった(褒)

スタパン、荒くれ方が半端なかった!
四方八方からのダイブが空襲以外の何物でも無かったww

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ステージ上でメンバー押しのけてダイバーがマイク持ってたり、
曲中にビール持って登壇するやつとか意味不明すぎてずっと笑ってたw


ネガティブじゃない優しい暴力の解放は純粋にエネルギーを貰えるし、
いい歳した大人が「クソッタレ」だ「くだらねえ」だの叫ぶなんて
ロクなもんじゃないけど、それでもこの空間が、最低で最高で、
いつだってクソガキに戻らせてくれる青春パンクのライブがずっと大好きだ。

大切な人がいるこの場所で

“夢を見ていたよ 君と同じ夢
君と過ごした何気ない日々の中で・・・”



振り返れば、僕はいつも、ただひたすら自分の推しのことだけを考えていた。
推しが笑顔でいることが何よりも大事だったし、好き勝手名前を叫んだり、
その娘自身について話している時間こそ自分にとって楽しさがあった。
アイドルグループにありがちな物語性なんてほとんど興味が無かった。
「箱推し」なんて絶対にありえないと思ってた。

ここも始めはそうだった。
まりちゅうのカムバック、結成発表、関根ささらの加入…
放プリの現場に行っていたから動向は知っていたけど、
僕がこのグループに通おうと思ったきっかけは
気になっていたグラビアアイドル・小島麻友美が加入したことだった。
彼女と初めて話した時から僕の世界は彼女のものになった。
ここまではいつもと一緒だった。


それが、ライブに行き、接触を重ね、彼女たちがキャストとして働く
ココナッツステージに通い始めたことは特に大きかった。
メンバーと会話して、それぞれの考え方を知って、それぞれのヲタと出会って…。
推しと自分以外の世界を決して広げようとしなかった僕には刺激的な経験だった。

グダグダでガチャガチャでハラハラさえしてしまう。だけど、こんなに楽しくて。
その姿に在りし日の放課後プリンセスを重ねていたのは、きっと僕だけではないと思う。
彼女たちに会いに行く為に毎週のように文字通り骨身を削って乗る夜行バスも一つも苦にならなかった。
それが例えほんのわずかな時間のバックダンサーでも。ただ、楽しみだった。
気づけば僕は、小島まゆみ個人と同じように、彼女のいる“放プリユース”というグループが大好きになっていた。



「放プリユース でTIFに出たい。」

あの夏空の下、最高のメンバーと各々のヲタが一つになって
「放プリユースがNo.1!」と高らかに叫ぶ。
このグループなら必ずそれが出来ると信じていた。

いつからかそれが僕の夢になっていた。夢に見ていた。




“夢から覚めて 今も夢見ている
君と過ごした何気ない日々の続き・・・”

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関根 の誰よりも熱くて真っすぐでヲタ想いなところが好きだった。
自分に一番似ているところがあると思っていたし、きっとこの娘がいれば最高のグループが作れると思ってた。

まりちゅう の売れても変わらず人懐こいところが好きだった。
初めてココナッツに行った時、どうしていいか困っていた僕に声をかけてきっかけを作ってくれたのも彼女だった。

りぃちゃん の見た目は上品なのに変なことや面白いことを言うところが好きだった。
ゆっくり彼女と話して魅力に気づかせてくれた場所もやっぱりココナッツだった。

みーしゃん の美形すぎるのにおっさんみたいなノリが大好きだった。
ほとんど話したことないのに慣れなれしく呼ばれて、面白ぇ奴wと思ってた。

仁菜ちゃん は同じ福井住みでこんな美少女とこれからユースを盛り上げていけるなんて…本当に楽しみだった。


青春がいつか終わるように、アイドルもいつかは離れ離れになる。
永遠なんてありえないし、心地よい場所はいつも突然なくなる。

僕の中の自分勝手な正義は、
まゆみんの笑顔を奪おうとする“何か”が許せなかったし、やるせなかった。

彼女は力強く「私だけを見ていて!」と言った。
昔の僕だったら、迷わず「もちろん!」と答えただろう。
でも僕は弱くなってしまっていた。
「4人がいないユースを受け入れられない。」
初めて強い口調で当たってしまった。
激しい自己嫌悪と同時に全てが終わった…と感じた。

それでも、2部の最後の挨拶できっと僕の何倍も辛いはずなのに
強い眼差しで涙を見せず決意を語る彼女を見て
奪われたのではなく、望んだことだと気づいた時、
僕は自分のどうしようも無い小ささが恥ずかしくて
本当に情けない気持ちでいっぱいになった。

いつもギリギリで気づく。自分にとって本当に大切なものは何なのか。



“何処へゆくのか 何処へ帰るのか
君が居る場所 俺はそこに残る”

これからも自分のやるべきことは変わらない。
いつもみたいにピンク色のサイリウムを振り回して、声の限り\まゆみん/と叫ぶだけ。

残された日々を大切に。ここに最高のグループが在った証を残すために。
立ち止まると涙が溢れてくる。メソメソしていても時間は流れていく。
だから僕たちは前に進み続けなくちゃならない。





青春にリハーサルなどないのだから。

雪が綺麗と笑うのは君がいい

1月振り返り。行く現場数も限られてきたし、毎月まとめおこうかと。

1月2日

2016年のヲタ活スローガン発表

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いい歳して何言ってんだこのヲタク・・・

1月4日

今年初現場。
『 IDOL CONTENT EXPO @ TSUTAYA O-EAST 新春開幕祭 』
新年一発目の現場、ジュリエット初めとあけおめが言いたいだけ。
その後に行ったココナッツで今年の活躍(?)を期待される。
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1月9日~11日

1年に一度あるかないかの3連休。奇跡のカーニバル開幕!
9日、対バン×2。あまり好きな共演者がいなかった。
10日、アキドラ(メグリアイ)→ココナッツ
11日、新木場アイドル成人式
Tokyo cute2、Chu-Z、レディキス、放プリ、ユースと見たいグループ勢ぞろいで楽しかった。
この世には2種類のヲタクがいる。推しの成人式当日を祝うことができるヲタクとそうではないヲタクだ。

【結論】今年中に東京に帰還する揺るぎない決意
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1月17日

ミスidイベントにて堀井仁菜、放プリユースへの加入を発表。
「は?めっちゃ可愛くね?でもユースに俺以外の福井成分っている??」と思ったけど
大郷が「福井から夜行バスで10時間~」ってコメントしてるくだりが面白かったのと小田桐奈々が「福井県からの通いで大変だと思うけど」と発言したので全てを許した。(放プリの犬)

1月23日

40年に一度の大寒波に逆行して東京(ココナッツ)向かう。
新幹線に乗った瞬間、まゆみんの出演取りやめを知る。
今さら引き返せないのでとりあえずココナッツへ。
まゆみんはいなかったけど目的は果たせた。今は種を撒く時期。土壌はもう揃ってる。
ワロップでメグリアイの解散報告を受ける。

1月31日

ユース単独ライブ@ココナッツ
10月12日以来、一番楽しかったライブかもしれない。
対バンが増えるのは仕方ないけど、ワンマンはボリュームがあってよい。
室内環境は最悪だったけど、何よりもいい感じの熱量で盛り上がったし、やっぱり多少荒れてた方がこのグループのライブは面白い。
今後もっと楽しくなる期待を抱ける内容だったと思う。

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マイアンサーNo.1 快感のワンダーランド。



2月は早速ユースの重大発表があるんで気持ちを確かに。
あとは、堀井仁菜ちゃんが見てみたいですね!!まゆみん♪

最強コアNINE9'搭載

インターネットの流行に便乗して #私を構成する9枚 をやってみた。
ここで面白いのは「構成する」というフレーズ。
単に好きな曲を9曲選ぶわけではなく、音楽的に好みな名盤であっても
自分を構成する1枚かと問われると意外と難しかったり。
それぞれの人としてのバックボーンが浮かび上がってきてなかなか面白い企画だなと感心してしまった。

Gya0Sのチョイスおよび解説はこちら
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SUPER BEST/THE BLUE HEARTS

初めてブルーハーツに触れたのは小3の時だったと思う。
中学生の従兄弟に聞かされた「TRAIN-TRAIN」数年後ハイロウズの「青春」
きっとこの2曲が無かったら今の自分という人間は存在してなかったと思う。
個人的にはハイロウズ時代が一番楽曲的に好きなんだけど、やっぱりこの1枚との出会いは外せない。

LOVEppears/浜崎あゆみ

小中高とずっと聴いてたのがAyu
家族みんな好きでローティーンの頃は毎年a-nataionや野外ライブに行ってた。
初期の代表曲を詰め込んだ1枚でもあるし、やっぱり最後が「Who...」で終わるってのが
ライブっぽくて、もう最高オブ最高。

THE SHORT HAND〜SINGLES COLLECTION〜/SOPHIA

SOPHIAもキッズの頃ずっと聴いてた。
これはシングルコレクションだから当然捨て曲は無いんだけど、
ゴキゲン鳥→黒いブーツ→ビューティフルのファンキーな流れが「らしさ」に溢れてて本当好き。
松岡充もよくありがちな音楽は天才だけど、笑いのセンスが全く感じられない関西人って感じで好きだった。
僕が高校入学直後に好きになった後ろの席の女の子が同じサッカー部の松岡充似の超イケメンと付き合ったことは関係ありません。

現実逃走記/ジャパハリネット

中学の時がちょうど青春パンクブーム全盛期だったので星の数ほどのバンドを聞いた。
実際はジャパハリより「さくらの唄」の方が聴いてるんだろうけど、自分に近いダサさって意味ではこっちかな。
彼らの全盛期の一枚だし、哀愁交差点でMステ出た時は衝撃的だった記憶が。
千葉のクソ田舎の中学生だった時から、いつか東京に出た時、地元のこと考えながらジャパハリを聞いたらどんな気分だろうな…
と思っていたので、大人になって改めて聴くとまたエモい。

卒業アルバム/ガガガSP

#私を構成する1枚
ガガガの中で一番好きな1枚では無いけど、
初めて買ったガガガのアルバムで
それから半生をこのめちゃくちゃダサくて、いい歳して何の捻りも無くバカ正直に叫ぶしかできないバンドと共に過ごしてると考えると間違いなく唯一無二のアルバム。

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RIOT GIRL/平野綾

過小評価されているけど、間違いなくアイドル声優史に残る不滅の名盤。
早く「明日のプリズム」をカバーするアイドルが出てきてほしい。
この時代を光の速さで駆け抜けた彼女がいたことを忘れてはいけない。
僕らはみんな涼宮ハルヒが大好きだった・・・
名は体を表すの言葉通りの表題曲も洒落が効いてて良い。

Little Non THE BEST/Little Non

不世出のアニソンバンド。
特に何かに秀でているわけではないけど、電波ソングやバンドサウンドという枠に収まりきらない独自の音楽性が好きだった。
楽しむということに関してはヲタクとしてのルーツの1つ。

青春リアリティ/ディアステージアイドル部

アイドルヲタとしても声豚としても中途半端な立ち位置にいた僕に転機が訪れたのは3.11以降の日々だった。
声優現場が軒並み中止になり、暇を持て余していた時に休まず行われていたのが秋葉原の裏路地の怪しいメイドカフェでのライブ。
そこで知ったこの曲が僕をアイドルへと走らせた。生で聞けたのは3回くらいだけど、ライブアイドルとヲタのメタが多分に含まれた歌詞…
「青春にリハーサルなんてないよ」は、ヲタ活においていつも胸に刻んでる至極の名フレーズ。

絶対!Love magic/キラキラ☆ホリデー(e-street ver.) / iDOL Street ストリート生

アイドルの曲でも
チャンスの順番」「Everyday、カチューシャ」「MAX!乙女心
「Cheeky dreamer」「夢に向かって…」「ジュリエット-君を好きな100の理由-」・・・だったり、本当に好きな曲はいっぱいあるんだけど、
地下アイドルとの距離感、好きなアイドルの名前を大声で叫ぶこと、ライブを見て毎回握手すること、ガチ恋して自分を酔わせていくこと。
大事なことは全てこの2曲から学んだし、自分というキャラクターが確立された1枚なのは間違いない。

ゆく推し くる推し 2015

ジョン・レノンは言いました。
「人には忘れられない場所がある。変わってしまったもの、変わらないもの。
去っていった人たちや物への愛情が消えることは無い。きっと何度も思い出すことだろう。でもこの人生でぼくは、それ以上にきみを愛する。」と。

僕も同じ気持ちです。
いなくなったアイドルを思って懐かしくなることもあるけれど、
常に「最新の推しが最高の推し」だと思い続けてここまでやってきた。

2015年はとても厳しい1年だった。
見ず知らずの土地に飛ばされ、いつでも会いに行ける存在だったアイドルが会えない存在になった。
ゆく推し、くる推しどころか危うく自分が去るヲタクになるところだった。
それでも僕はこうしてまたアイドルを追いかけてる。きっと来年もそうだろう。
今好きなアイドルが一番好きなアイドルであり続けるから。

ということで2015年の総括。
1~6月はこちらgyaoon.hateblo.jp

7月「ヲタクバカにすんのもいい加減にしろよ」

そう吐き捨ててサンプラザの椅子を蹴り上げて退場したのも半年近く前。

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正直いまだに怒ってるのも僕くらいの気もするけど、
この怒りが風化してしまったら自分が自分ではなくなってしまうようで。
譲れないものはあるし、プライドを傷つけられてまでヘラヘラしてるつもりは毛頭ない。
ヲタ活は遊びじゃねぇんだ。・・・少なくとも僕の場合は。

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一方で、運命の歯車は動き始めていた…静かに。

8月「アイドル楽しまなきゃ嘘だぜ」

お台場、この二日の為に一年間生きているといっても過言ではない。
推しがいないことに物足りなさはあったけど、放プリとPiiiiiiiNのステージばかり見てた。
と思ったら隣の会場に死んだはずの推しがいた。プリクラ撮った。
東京テレポートの改札前で見たメグリアイの大好き☆はとりわけエモかった。

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ヲタクは最高だぜ。

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9月「ハートが目を覚ます 心に火をつけてく」

9月6日、小島麻友美の放プリユース加入が発表される。

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待望していた放プリグループ内の推しが出来る。
不死鳥の如く蘇ったぎゃおす。取り戻したハートが震え、燃え尽きるほどヒートする!
高らかに叫ぶガチ恋口上、新たなプリンセスの名前は小島まゆみ!!
・・・となるのはもう少し先の話で、当月はひたすら社畜に忙殺され現場ゼロであった。

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富士山行きたかったなぁ…。

サンボマスターが福井に来た。へしこロックフェス。やっぱりライブっていいな。

10月「出会って2秒でガチ恋」

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全ての優先順位が変わる。twitter.com
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好き好き大好きやっぱ好き。

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止まらないスピードで想いが溢れていく…

11月「死んで花実など咲くものかよ」

仕事が佳境に突入し休みが減り、同時にユースも平日イベントばかりになる。
ピークに達するガチ恋初期衝動に水を差すように、当月も現場ゼロと思い切り出鼻をくじかれる。
死んだ目をして無心で続ける労働!労働!
そんな矢先僕を生かしてくれたのはサンボマスター山口隆
大阪公演は今年のオールジャンルの現場の中でぶっちぎりのベストだった。

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12月「君の夢が叶うのは誰かのおかげじゃないぜ」

年も末、2か月ぶりに会って、2日遅れでまゆみんに祝ってもらった宇宙一のクリスマス。
変わらず彼女は可憐で聡明だけど、ちょっぴり天然入ってて、意外とテキトーだったり、お茶目なところも…今の僕のすべてだと確信させてくれる存在だった。

今、僕は本当にヲタ活を楽しんでいる。
この期に及んでオレンジ色のポロシャツを追いかけ回してた時に比肩する高いモチベーション・熱量を取り戻してしまった。僻地に行ったことで自分の居場所、ライブに参加できる喜びを全身で表現するようになった。

地下アイドルの常套句として
「見つけてくれてありがとう」というフレーズがある。
これを僕は小島まゆみさんに返したい。
本当の僕を見つけ出してくれてありがとう。
再び取り戻させてくれてありがとう。

これからも現場率は上がらないだろうけど、必ず返していきたい。放プリユースには賭けてみる価値があるから。



はい、2016年もヲタク頑張りま〜す。