壊れそうで泣きたくなる七色に輝くフォトグラフ
こち亀連載終了。SMAP解散。天皇陛下でさえも生前退位のご意向を示唆…。
2016年は例年以上に“終わり”を強く意識させられた一年だった。
いつもいつの時でも思っている。
「アイドルヲタクなんて今すぐやめたい」と。
こんなにも貴重な時間と金を費やした結果、将来に何を生み出すわけでもない非生産的かつ非合理的なこと誰だって辞められるものならすぐ辞めたいと思うだろう。
でも、それ以上に
「いつまでもこんな無駄で最低にくだらないけど、愛しくて、ただひたすらに愛おしい日々が終わらないでほしい。」
と思う自分がいる。
毎年、年の瀬になるとこの曲が染みてくる。
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「ジュリエット-君を好きな100の理由-」
暖かい部屋でウトウトしながら聴いていると、この幻のようで自分の全てを肯定してくれる夢みたいな時間がずーっと続いていけばいいのに…と考えずにはいられない。
君の全部が好きだから。
これは僕と小島まゆみと彼女の生きる道を綴った一年間の記録。
1月
2月
3月
4月
5月
6月・・・作者、鬱病のため休載。
7月
8月
9月
10月
11月
20代の大半をアイドルを追いかけることに捧げる青年を見て、どう思いますか?
10代の僕は、死にたくなるくらいショックを受けたと思います。
40代の僕は、何故あんなに無駄な時間を・・・と後悔するかもしれません。
でも、最近僕は思うようになりました。
きっと自分が最期死ぬ時(ボケて忘れてるかもしれませんが)
思い出すのはこの非日常的でありえないけど最高に楽しかった青春の輝きなんじゃないかな・・・と。
そう思えるようになったのも、
今の僕にとって小島まゆみさんと過ごす束の間の時間が
長年アイドルヲタクをしてきた中で一番楽しいと断言できるからです。
2016年は「小島」に始まり「まゆみ」に終わった一年でした。
~めでたしめでたし~
[追伸] この場を借りて「放プリユース」という最高に素晴らしいアイドルグループに携わった全ての方々に改めて感謝の意を述べたいと思います。ありがとうございました!
君はメロディー【アイドル楽曲大賞2016・まとめ】
今年も もうすぐ終わりですね。
メジャー・インディーズ混合順位です。
10位:きみわずらい/まねきケチャ
狙いすぎなあざとさと曲の長さに評価は別れるところだけど
今年の渋谷ライブハウス界隈を代表する曲なのは間違いない。
9位:SUPER STAR/Cheeky Parade
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とにかく可愛い曲。
キラキラしたサウンドとヲタクの妄想全開な歌詞が良い。
8位:Chuしたい/つりビット
この夏のアンセム。
別に目新しさはないけど、頭サビ~イントロの流れでもう勝負あり。
7位:僕喰賜君ノ全ヲ/ぜんぶ君のせいだ
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食わず嫌いしがちなジャンルだけど、先入観無しにヴィレヴァンで流れてたの聞いて以来、最近のお気に入り。
昔のでんぱ組みたいなアッパーさがある。
メンヘラコンセプトらしいV系の匂いがする重めの歌詞が、アイドルヲタクの苦悩と喜びを代弁してくれている。
6位:翼はいらない/AKB48
フォークソングは高度経済成長期の日本における希望の音楽である。
この曲における「翼」とはきっと前田敦子や大島優子のような超越的な存在のことだと僕は解釈した。
スーパースターはもういない。それでも彼女達は夢見て歩き続ける。そこにはきっと希望がある・・・。
総選挙時の立木文彦のナレーションと牧歌的な曲調も凄くマッチしていて良かった。
みーおん最高。
5位:秘密のティアラとジェラート/放課後プリンセス
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題材チョイスの妙、余計な新解釈を加えず原作の世界観を表現した楽曲に仕上げたことが高く評価できる。
個性ある三人のヴォーカルと木月沙織のここぞの歌唱が効いている。
ピンクの子がかわいい。ピンクの子がかわいい。ピンクの子がかわいい。
4位:オーケストラ/BiSH
アイナ・ジ・エンドに始まりアイナ・ジ・エンドに終わる曲。
ドラマチックな松隈サウンドと秋の郷愁が文字通り最高のハーモニーを奏でている。
3位:フワフワSugar Love/ふわふわ
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世界のプロモーターよ、見てくれ!これが近代日本アイドルポップの結晶だ!
2位:こじらせ片想い/SAY-LA
ガチ恋アイドルソングマイスター・石谷光による最新の逸品。
デビュー曲にガチガチのメタを織り込んでくるあたりさすがだと思う。
背伸びした最新のオシャレなサウンドやゴージャスさは無くとも
いい意味で地元の公立高校に通う優等生みたいな楽曲をこれからも彼女たちには期待したい。
1位:beautifulさ/BiSH
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エキセントリックな前任者たちのイメージ先行でネガティブな評価される事も多いけど、
彼女たちの良さは音楽に対して誠実なところだと思う。
アイドルとしての評価は難しいけど、自分にとっては良質なメロコアバンドのような立ち位置。
アユニちゃんの歌声が入ってさらに良くなった。
メロディ、メッセージ共にそれが存分に発揮されたこの曲が今年の1位。
秋の夜長も冬の寒さも邪魔ばかりするけど
11月12日(土) READY TO KISS×SAY-LA ツーマンライブ@Future SEVEN
個人的に現在全てのアイドルグループで1,2を争うライブの楽しさを誇るグループ同士のツーマン。
弥が上にも期待は高まっていたけれど、その期待を裏切らない素晴らしいライブだったので、何か書いておこうと思った。
[SAY-LA・セトリ]
MARIA
どうして、ミレンジャー
星に願いを
1/2×2
ずるいよ
Believe
こじらせ片想い
I LOVE YOU
先攻はSAY-LA。持ち曲が多いわけではないのでサプライズはないけど安定したセトリ。
「ナミダノワケ」があれば文句なしだったけど。
リリイベ期間で抑圧され続けたヲタク達が一斉に解放された「Believe」のイントロに一番笑った。
この曲の盛り上がりは格別だし、必殺のマストアンセムだと思う。
SAY-LAの現場に通うことが増えた理由として、
可愛くて振りコピしやすい振付で、
ライブを見てると純粋に「アイドルって楽しいな」って気持ちにさせてくれること。
平均年齢は高い現場だけど、ヲタがみんな生き生きしてるのもいい。
メンバーのひたむきさも好感が持てるけど、
石谷光フリークとしては光さんが自由を与えられて
今一番やりたいことをやってることを表現しているグループという点もかなり大きい。
やっぱり俺はこういった奇を衒わず
“東京の地下アイドルが東京の地下アイドルっぽい曲” を
直球ど真ん中でやってるグループが大好きです。
[READY TO KISS・セトリ]
トップシークレット
My way
見つめられない
永遠に
STARLIGHT
秒シミュレーション
恋愛狂奏曲
ムテキモード
《EN》
Chu Chu(アカペラver.)
後攻、レディキス。
開幕「トップシークレット」も最高なんだけど、
個人的には彼女たちのライブの良さはこの2曲の置き所で決まると思っている
2曲目の「My way」ラスト前の「恋愛狂奏曲」って曲順がもう本当言うこと無し。
へヴィーなロックサウンドとメンバーの甘い歌声とのギャップが面白くて
これがレディキスの最大の魅力だと思う。
ライブの楽しさは、プロレス好きのプロデューサー・ナオキ氏よろしくの
“フィジカル”に溢れたコールとインテンシティに富んだ流動的なヲタの動き。
まさしく全身で楽しめるという点では他の追随を許さない。
(僕みたいな騒ぎたいだけのヲタクにはピッタリ!)
ヲタクの\チューチュ!チューチュ!/コールに後押しされて
急きょ披露したこの日のアンコール、アカペラのChu Chu。
かつての代表曲も最近では出番が減って、この日も音源を用意されていないという有様で、メンバーがイントロまで口ずさむその拙さには苦笑した半面、心を動かされる部分もあった。
何かを求めるヲタクがいて、それに応えてくれるアイドルがいて、
初めてステージは…ライブは成り立つものだと思うから。
やっぱりライブは楽しいのが一番。
いくらいい曲を擁してもそれが滅多に出てこない宝の持ち腐れのようなグループもある中で、期待に応えてくれるセトリが嬉しいし、そういう場所にはどんどん足を運びたくなる。
早くGetCrazy第3のグループで始まりたい・・・(小声
東京以外日本じゃないの【東京ヲタ活備忘録其の弐】
~前回までのあらすじ~
ひょんなことから約2週間の東京出張が決まった福井県民。
毎日定時退社しながらアイドル現場に通い、ムテキモードを地で行く生活。
完全に渋谷の王を気取っていた彼であったが、彼が最も毛嫌いする祝祭は街に黒い影を落としながら間近に迫っていた・・・。
10/29(土)
朝から原宿でゴミ拾い→優雅にショッピング。これは会心の買い物であった。
午後から2年ぶりに味スタへ。
味スタなう pic.twitter.com/O23HYvDHmj
— ぎゃおす🐻🍼 (@Gya0S) October 29, 2016
試合は消化試合らしい凡戦だった。中島翔哉が至宝っぷりを見せつけてたのとチョコバナナが美味しかったことだけが収穫。
小島さんに会いたい・・・ジュリエット聞きたい・・・ミスidフェス???それだけはNo thank you.
10/30(日)
日中は色々。ヲタク以外にも色々あんねん俺にも。(特にない)
夕方から渋谷のコンカフェ。世界一可愛い寿司に出会う。
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推しの前衛芸術にも対応できる程度には溺愛が止まらない。
「転職するって言ってたくせに。嘘つき。」と推しを怒らせてしまったのでこれからの俺は“行動”で示していくぞ
— ぎゃおす🐻🍼 (@Gya0S) November 3, 2016
愛が僕を走らせるんだ・・・(こじらせ)
10/31(月)
ハロウィン当日、渋谷。ありえん人混みが深い・・・。
「ジョジョジョ 冗談じゃないね(うりゃおい)」の要領で人混みを掻き分け、O-EASTへ。
早い時間だったSAY-LAを見れなくて残念だったけど、まずはレディキス。
定番曲セトリで安定の楽しさ。野田仁美の仮装、可愛い is 正義。
1ヶ月ぶりの放プリライブ。ジュリエットもティアジェラもやらないのは本当にがっかり。小島アリスはお早目の退場だったけど、小田桐さんのナースが完全に地球終わらせに来てた。
11/1(火)
SAY-LAリリイベ@アキチカ
SAY-LAのライブ見てる時が一番純粋にヲタクやってるなーと思えるし、2013年の放プリの再来だという評価はしっくりくる
— ぎゃおす🐻🍼 (@Gya0S) November 1, 2016
I really think so.
11/2(水)
非ドルヲタの友人とメシ。帰る前日にきてやっと完全にヲタ活オフ。
仕事、結婚、家族・・・。人生の分岐点に差し掛かるこの歳になると、ヲタクばっかやってていいのか考えさせられるんだけど、
次の日、現場行くとあっという間に忘れるから困る。(反省の色無し)
11/3(木)
SAY-LAリリイベ@池袋
遅れていったけど最終日に「ずるいよ」聞いて帰れるのは悪くない選択だったと思う。
マイナビ転職EXPO@東京国際フォーラム
推しの為に転職する姿勢を見せるという意味でこれも広義のヲタ活だと思うんですがどうでしょう!?
放プリ個別握手会@渋谷RUIDO K2
最後はやっぱり小島まゆみさんに会わないと帰れないっしょ。
色々とごちゃごちゃ言うけど俺は今の放プリメンバーは全員好きだし、グループとしては過去最高のメンバーだと思ってる。いつも楽しい時間をありがとう。
ずっと忘れることなどないでしょう
秘密の Tear Love でもいいの
いま あなたと駆け抜けた街が
思い出に変わってゆく
この恋にお別れを...
一生縁が無いと思って避けていたハロウィンの渋谷に足取り軽く毎日通う年なんてもう後にも先にも無いと思う。
今までの自分をまるで変えてしまうような変化。きっとこれも全部小島まゆみ一人のおかげ。
世界中が仮装に包まれている時間に反比例して、自分自身は着飾らず過ごせている自信があった。
大袈裟かもしれないけど、まゆみんと会っている時は心の場所が何処にあるのかわかる。
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恋につける薬がなくて参ってる。君にこじまゆ片想い。。。
東京だから嫌いになる綺麗すぎて困る【東京ヲタ活備忘録其の壱】
東京が好きだ。
亀戸が好きだ。自分のルーツだから。
秋葉原の地下のライブハウスが好きだ。
浜松町の改札を出て広がる景色が好きだ。
原宿で服を選んでいる時間が好きだ。
新宿の夜の街が好きだ。
飛田給のサッカー場が好きだ。
渋谷が好きだ。
どんなに街中が騒がしくても、そこを抜ければ
大好きな子が「おかえり」と待ってくれている場所があるから。
ヲタ友達のみんながいる、好きなアイドルと会える、自分が自分でいられる場所・・・。
東京が、僕は大好きだ。
これはそんな僕の12日間の東京滞在の軌跡。
10/23(日)
東京到着30分後に早速現場にいた。
新宿東口ステーションスクエアでレディキス。
さすがにアイドルを見る気になる場所では無いけど「トップシークレット」はブチ上がる。何処の場所でライブを行っても瞬時に移動式ツインボックスを実現してしまうレディキスは本当すげぇ。
10/24(月)
2日続けてのレディキス@渋谷duo
待望の新曲が聴けて良かった。イメージ的に黒い「キミペディア」みたいな感じ。
対バンでMy wayやってくれたのもお得感あった。イイキョク。
コンカフェ初日。目当てはいないけど、伏線が大事だと思うんで。
激混みだったけどそれなりに穏やかな気持ちで帰れた。
10/25(火)
3日続けてのレディキス。
初めてのアキチカ。古き良きアングラ感が出ていて騒ぐには楽しいハコだと思った。
ナースコスプレ・・・最高かよ。
2日続けて渋谷のコンカフェ。
キャスト一人だったけどずっと会いたかった子に会うために。
3年半前 "相内今華" ちゃんが辞めて入れ違いで俺が放プリ通い出して、たまたま行ったアイドルの穴現場で "小川まりな" を見つけて、無銭で話したり、街で見かけたことはあったけど、2年後に今度は "星夢まりな" がココナッツに入ってきて今日やっとまともに話したの結構いい話じゃない?
— ぎゃおす🐻🍼 (@Gya0S) October 25, 2016
はじめて君としゃべった。
10/26(水)
コンカフェ3連投。待ち人来る!
約1ヶ月ぶりにまゆみんと再会。
やっぱりぶっちぎりに可愛いし、何と言っても落ち着く。
君の少し辛辣(笑)なところも好き~♪
10/27(木)
レディキス@渋谷Club Camelot
初めて行ったけど噂通りのパリピハウスで笑ってしまった。ギラギラしててレディキスにはめっちゃ合ってた。
チャラ箱でいつも以上に躍動する“チャラ菜”ちゃんがGoodでした。
今週4度目のムテキモードで文字通り向かうところ敵無し状態だったけど、
コンカフェが休みだったのでピザ食って真っすぐ帰った。
10/28(金)
SAY-LAリリイベ@渋谷HMV
いま一番楽曲がいいアイドル。リリイベは騒げないけど彼女たちの曲は聴いてるだけでも“ヲタク力”がふわふわ浮かんできて、つい足を運んでしまう。
CDを買ったらチェキが撮れたけど、本当にCDが欲しかっただけなのでそれはしまっておく。
近所のコンカフェへ。可愛い子が仮装してると聞いたので。
そうでもないと思いきや、終盤はめちゃくちゃ混んできてなかなか帰れなかった。
花金にアイドルとか都民は暇人ばっかりやな、ホンマ←お前が言うな
それにつけてもまゆみんはかわいい。
ここで前半終了のホイッスルです。(CV:ジョン・カビラ)
只今のスタッツは
渋谷 5/6日、コンカフェ 4/6日
ムテキモード 4/6日、大川彩菜 4/6日、小島まゆみ 2/6日・・・ってあれ?
もしかして:レディキスのヲタク
《後半に続く...》
震える心あのときあなたは気づいてたの?
10.12 放課後プリンセス メジャー4thシングル『秘密のティアラとジェラート』発売。
また1つ新たな曲が生み出され、リリースイベントが終わった。
「絶対昇格!」を合言葉に迷わず一心不乱に泳ぎ続けた前作『青春マーメイド』と比べて、今回の新曲は僕にとって不思議な曲だった。
元々『ローマの休日』の決して交わることのない身分が違う二人の一日限りのロマンス…という設定自体が僕たちが毎週過ごしているアイドルとヲタクのそれに似ていて親和性は高いと思っていた。
壮大なイントロから始まる映画同様の序盤の高揚感は
小島まゆみ、メンバーのこれからのプリンセスとしてのストーリーを連想させるには十分なもの。
おてんばな王女が街に飛び出して繰り広げるバカンスを可憐に表現したダンス。
気品の高さを感じさせる舞花と関根ささらのヴォーカル。
楽曲としての完成度はメジャーデビュー後最高のものと言っても過言ではないくらい。
一方で「もう二度と会えないあなた」や「もう聞くことは無いけど」といった歌詞の随所に散りばめられたフレーズはこれから訪れる“別れ”を感じさせて・・・。
曲終盤の成長した王女が新しい自分の道を歩み始める流れ。
当然のようにこの曲では、王女=アイドルとして解釈していた。
しかし、秘密から抜け出して新たな道を歩み始めるのは決してアイドルだけではなく、いつの日かアイドルを追いかけることを辞めて、それぞれの人生に戻っていく(決して気高くはないけれど)むしろ僕たちヲタク側を投影しているようにも感じるようになった。
メンタル的に不安定だったことも相まって、聴くたびに自分の胸が締め付けられるような感覚を受けていた1ヶ月半だった。
買う枚数が大きく減ったことは事実だし、最近の放プリを見ていても自分の中で何かが変わり始めているのかなと思うことも決して少なくない。
切なさもあるけど、心が震えるには十分で、本当に素晴らしい曲だと思う。
僕がアイドルヲタクを辞めて、放プリがいつか解散してもこの曲の輝きは、ずっと忘れることなどないでしょう。
今この瞬間僕に言えることは
小島まゆみさん、好きです。
終わらぬエンドロールだってあるって証明してやんなきゃつまらない
呆れるほどの暑さが去って、今年も穏やかに秋が訪れた。
人生のほんの短い一部分の中であと何度
こうして好きなアイドルと季節の移り変わりを迎えることが出来るのだろう。
九月は君の月、不思議に引き寄せあったあれから1年が過ぎようとしていた。
―――遡ること1ヶ月半前、お台場の海辺で彼女と僕の世界はまたしても大きく変わった。
『小島まゆみ・・・放課後プリンセス正規メンバー昇格。』
喜ぶ彼女を横目に心の何処かにもどかしさを抱えた自分。
彼女への想いが絶える日は無かったけれど、
心の中は秋の長雨のようにすっきりしない日々が続いていた。
そんな中、この日はやってきた。
9月22日『放課後プリンセスLIVE2016"PRINCESS STORY"』
冒頭の悩みは一曲目に「制服シンデレラ」を踊るまゆみんを見た瞬間に忘却の彼方へ。
この1年間、昇ってきた階段を思い出した。
泣いた日のこと、心が折れかけた日のこと、そしていつもそれを拭い去ってくれる
ずっと楽しかった日々のこと。
フラッシュバックされる思い出が僕を一瞬でエモーショナルな心地へ誘ってくれた。
「秘密のティアラとジェラート」の出色の出来について語らずにはいられない。
一本の名画をそのまま現代に蘇らせた壮大で重厚な間奏と
アイドルらしいキャッチーで爽快なサビとのギャップ。
その中に共存する放プリらしい可憐な歌唱と振り付けがまた世間知らずな王女を彷彿とさせて見事。
この日、最も僕の心を揺さぶったのはやはり放プリユースだった。
正真正銘のラストステージ。
初めて会った時に話してからずっと“好き”を刻み続けた「放送部プリーズ」
どんな時も笑顔にしてくれた「Smile×3~笑顔ずっと咲いたままで~」
こんなに自分の全身全霊を捧げられるグループはもう出てこないだろう。
それでも進み続けなくちゃいけない。そこに小島まゆみはいるのだから。
タイミング的にサプライズな「超HAPPY BIRTHDAY」
これが一番嬉しかったかな。
決して派手さは無いし、中心でいることは多くないまゆみんがスポットライトを浴びて
広い会場の花道を歌いながら駆け抜けてくるあの姿を僕はきっと忘れることなど無いでしょう。
「戴冠式」
発表された時は正直に言って茶番だと思ってた。
それでも、気づいたら泣いていた。
1年前まで一生話すことは無いだろうと思っていた女の子の
頭上に輝くティアラを見て僕は涙していた。
なぜだろう。
僕は小島まゆみでは無いし、小島まゆみはもちろん僕では無い。
彼女の夢が叶ったところで、きっと自分の人生に何の影響も無い。
それでも自然と感情が溢れてきた。
きっと誰もがわかってる。
何百回「一緒に人生歩もう!」なんて叫んだってそうならないことくらい。
それでも僕たちは今日も叫ぶ。自分の感情の全てをアイドルに委ねる。
ロミオとジュリエットは、ほんの5日間の出来事。
ローマの休日に至っては、たったの1日。
毎週末、その気になれば週に何度も会える僕等は幸せだと思う。
まだまだ僕たちには紡いでいける物語がある。そのための時間がある。
目の前に好きなアイドルがいる限り。
自分が思っている以上にアイドルは素晴らしいものだから。
・・・僕のエンドロールはまたまた先延ばしになりそうです。